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ASTRO-H「ひとみ」  投稿者: 夢作 投稿日:2016/05/02(Mon) 17:39 No.2753

4月28日のJAXAの発表で運用断念となったX線天文衛星ASTRO-H「ひとみ」は、極めて残念な結果になってしまいました。
捨てられて、宇宙のゴミとなった「ひとみ」ちゃん・・・(涙)

用事があったり曇ったりで、なかなか撮影できなかったのですが、今朝(5月2日未明)やっと撮影できました。


最初のは「ASTRO H DEB」(ID:41442)で、本体からの分離体です。
太陽電池パドルか尻尾のような伸展式光学ベンチ(EOB)のどちらかと思われますが、明るさからして太陽電池パドルでは
ないかと思います。EOBならもっと暗いのではないかと推測します。

2016年5月2日 03時26分50秒から20秒間露出(ISO6400にて)


中は「H-2A R/B」(ID:41341)で、「ひとみ」を打ち上げたH-UA 30号機の第2段ロケット本体です。

2016年5月2日 03時49分20秒から20秒間露出(ISO6400にて)
明るい星は「たて座」の散開星団M26の南南東にある6等星です。


最後のが「ASTRO H(ひとみ)」(ID:41337)ですが、4月6日の画像と比較したところ、回転周期が4割ほど(1/2.5位)に遅く
なっているようです。(とすると、現在の回転周期は8秒位?)

2016年5月2日 04時01分03秒から20秒間露出(ISO6400にて)薄明が既にかなり明るく、青空のように写っています。


※ 20秒間露出とあるのは、背景の星空が20秒露出という意味で、「ひとみ」などが視野を通過する時間はわずか1秒程度です。
20秒の露出中のどこかで、一瞬通過するのです。


全て、口径40cmF5.6反射望遠鏡にCanon EOS kiss X3 ボディを接続しての撮影です。





Re: ASTRO-H「ひとみ」   夢作 - 2016/05/03(Tue) 09:33 No.2754

今朝(5月3日未明)も撮影しましたが、途中から薄雲が広がり、「ひとみ」の撮影予定時刻の04:02:15頃には完全に曇ってしまいました。
そんな訳で、今朝は(41442)と(41341)の二つだけです。二つとも「たて座」ε星のすぐ近くを通過しました。


左が「ASTRO H DEB」(ID:41442)です。

2016年5月3日 03時27分25秒から20秒間露出(ISO6400にて)


右が「H-2A R/B」(ID:41341)です。

2016年5月3日 03時44分31秒から20秒間露出(ISO6400にて)
薄雲が発生した為、星も光跡も淡く写っています。

口径40cmF5.6反射望遠鏡にCanon EOS kiss X3 ボディを接続しての撮影です。





Re: ASTRO-H「ひとみ」   夢作 - 2016/05/04(Wed) 13:06 No.2755

今朝(5月4日未明)は「ひとみ」が04:02:14に「へびつかい座」の球状星団M10を通過したのですが、雨の為、撮影能わず・・・残念


人工衛星の撮影  投稿者: 夢作 投稿日:2016/04/21(Thu) 16:13 No.2752

あと一週間もすると「ひとみ」本体や分離体が見えるようになりますが、それらの光跡を撮影する練習を兼ねて
幾つかの人工衛星を撮影してみました。

最初のは「H-UA R/B」(ID:36105)ですが、R/Bとはロケットボディ、つまりロケット本体のことで、
2009年11月28日に種子島宇宙センターから「情報収集衛星 光学3号機‥要するに偵察衛星」(IGS-5A)を
打ち上げたH-UA 16号機の第2段ロケットです。

2016年4月15日 19時39分09秒から20秒間露出(ISO3200にて)撮影時の光度2.6等位


中は陸域観測技術衛星「だいち(ALOS)」(ID:28931)で、2006年1月24日に種子島宇宙センターから
H-UA 8号機で打ち上げられました。

2016年4月19日 19時32分56秒から20秒間露出(ISO3200にて)撮影時の光度2.2等位


最後のは「H-UA R/B」(ID:38341)で、2012年5月18日に種子島宇宙センターから第一期水循環変動観測衛星
「しずく」(GCOM-W1)、KARI(韓国航空宇宙研究院)の多目的実用衛星「アリラン3号」(KOMPSAT-3)、他2個の
小型衛星の合計4個を打ち上げたH-UA 21号機の第2段ロケットです。
「おおぐま座」βとγの間を通過中の撮影です。

2016年4月19日 19時45分46秒から20秒間露出(ISO3200にて)撮影時の光度1.9等位


全て、口径40cmF5.6反射望遠鏡にCanon EOS kiss X3 ボディを接続しての撮影です。



地震お見舞い  投稿者: 夢作 投稿日:2016/04/16(Sat) 12:54 No.2749

熊本をはじめとする九州地方の皆様方には心よりお見舞い申し上げます。

それにしても14日の地震が「露払い」にすぎなかったとは驚きです。
その後さらに大きな「本震」が来るとは想像もしませんでした。
気象庁も14日の地震を「平成28年熊本地震」と名付けたのは、ちょっと早まりましたね。




Re: 地震お見舞い   KAZ - 2016/04/17(Sun) 09:01 No.2750

夢作 さん、こんにちは、KAZ です。

前震なる言葉、初めて聞きました。2度あることは、3度あるとは、ならないことを
祈っています。
当社の2輪工場も止まっているようです。被害にあわれた方にお見舞い申し上げます。
高校の修学旅行の時に立ち寄った、熊本城も被害大きいですね。

おとといは、休みを取り東北支援をかねて、盛岡観光をしましたが、九州にも
行かないといけないかな。

今日はこれから、2004年に起きた中越地震の被災地出身者と会合ですが、話題は
熊本地震になると思います。




Re: 地震お見舞い   夢作 - 2016/04/17(Sun) 22:35 No.2751

KAZさん、こんばんは。

「前震」なる言葉、私も初めて聞きました。「余震」なら当たり前に聞きますが・・・
新聞記事によると、2011年3月11日の「東日本大震災」の2日前にM7.3の地震があり、後に「前震」と判断されたそうです。

「前震」は、現状では「本震」の事前に「前震」であると判断することは難しく、後出しで「前震」だったと言うしかないようですね。


ハッブル宇宙望遠鏡  投稿者: 夢作 投稿日:2016/04/14(Thu) 01:06 No.2748

ASTRO H「ひとみ」は、しばらくの間、日本からは見えないので、4月6日に撮影した「ハッブル宇宙望遠鏡」でお茶を濁します。

「おおいぬ座」と「とも座」の境界付近(赤経07h20m、赤緯-32°付近)を通過する「ハッブル宇宙望遠鏡」ですが、
撮影時にミラーアップを解除していたので、写り始めの部分の光跡がミラーショックの為、ふるえています。

4月6日19時49分06秒に撮影 
40cmF5.6反射望遠鏡+Canon EOS Kiss X3 ISO12800にて1秒露出 画像処理無し



4月6日の「ひとみ」 衛星ID 413...  投稿者: 夢作 投稿日:2016/04/07(Thu) 03:41 No.2746

その後のASTRO-H「ひとみ」、天候が思わしくなくなかなか撮影できませんでしたが、昨夜(4月6日)やっと撮影できました。

「うさぎ座」δ(デルタ)星の南を通過するところですが(δ星は写っていません)、3月30日に比べ、変光が非常にはっきりしていて、変光周期も短くなっているようです。
口径50mm8倍のファインダーでも変光しながら移動して行く様子がよく見えました。

2016年4月6日20時31分09秒から20秒間露出
40cmF5.6反射望遠鏡+Canon EOS Kiss X3 ISO3200にて
画像処理はリサイズ以外一切していません。





Re: 4月6日の「ひとみ」   夢作 - 2016/04/09(Sat) 00:02 No.2747

その後、いろいろ調べて判明したところによると、3月30日に私が撮影したオリオン大星雲の南を通過するASTRO-H「ひとみ」は、
実はASTRO-H本体ではなく、本体から分離(?)した物体のようです。

3月30日の撮影前に調べた時点では、この物体が、衛星ID 41337(国際標識番号 2016-012-A)のASTRO-Hとなっていましたが、
その後、この物体は衛星ID 41442(国際標識番号 2016-012-L)のASTRO-H DEB(デブリ、つまりゴミ)となっています。

一方、4月6日に撮影した上の画像は現在ASTRO-H本体とされている物体ですが、これはもう本体確定で今後変わることはないと思います。


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