私が使っている40cm反射望遠鏡は焦点距離が2240mmですから、これにAPSCサイズのCanon EOS Kiss X3を繋げた場合、写野は23′×34.5′という 非常に狭い範囲しか写らないので、撮影時に写野から外してしまったということも少しは考えられます。 しかし、撮影時に口径50mm倍率8倍のファインダーを通して肉眼で監視しているその視野(視野の広さは6°)の中にも「OTV-4」は見えなかったのです。 1等〜0.5等という明るさにもかかわらずです。
さて、何故か・・・ その前に、先ず「OTV」とは「Orbital Test Vehicle」(軌道試験機)の頭文字で、「4」と付くのは「4回目のミッション」だからです。 そして、その実体は「X-37B」というボーイング社が製造した無人シャトル「無人宇宙往還機」です。 「X-37B」には1号機と2号機の2機があり、交互に運用しているようです。だから、「OTV-4」はたぶん、2号機の2回目の運用でしょうか。